伏見稲荷大社は、京都府京都市伏見区深草薮之内町に位置する、日本を代表する神社の一つです。全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮であり、古くから信仰を集めています。
歴史
創建は和銅4年(711年)と伝えられており、1300年以上の歴史を誇ります。平安時代(794年~1185年)には延喜式の名神大社に列せられ、重要な役割を果たしました。鎌倉時代(1185年~1333年)には神仏習合が進み、伏見稲荷大社もその影響を受けました。応仁の乱(1467年~1477年)で焼失しましたが、その後再建され、現在に至ります。

祭神
主祭神は稲荷大神であり、宇迦之御魂大神を含む五柱の神が祀られています。稲荷大神は五穀豊穣の神として広く信仰され、商売繁盛や家内安全の守護神としても知られています。
見どころ
伏見稲荷大社の最大の見どころは「千本鳥居」です。江戸時代(1603年~1868年)以降、参拝者によって奉納された朱塗りの鳥居が連なり、幻想的な景観を作り出しています。この千本鳥居を通る参道は奥社へと続き、多くの観光客が訪れる人気のスポットです。

アクセス
伏見稲荷大社は京都府京都市伏見区深草薮之内町68番地に位置し、アクセスも便利です。最寄り駅はJR奈良線の「稲荷駅」で、徒歩すぐの距離にあります。また、京都市営バスや京阪電鉄も利用可能です。駐車場も周辺にありますが、混雑が予想されるため公共交通機関の利用が推奨されます。
所要時間と施設情報
参拝時間はルートによって異なりますが、30分から2時間程度が一般的です。伏見稲荷大社は年中無休で開放されており、バリアフリー対応の施設も一部設けられています。
伏見稲荷大社は、歴史と伝統に彩られた神社であり、訪れる人々に感動を与える魅力的なスポットです。京都を訪れた際には、ぜひ参拝してみてください。